コアとスレッド
高クロック化により処理速度を上げるのは 限界
CPU内部には命令を実行するコアがあります。いわゆる頭脳に当たります。かつてはシングルコア(1コア)であり、高クロック化で処理能力を高めてきたのですが、消費電力の高さと熱暴走の問題でそのやり方に限界が来ました。
2007年ごろまでは高クロック化により処理速度を上げていました。2005年ぐらいまではクロック数がどんどん上がり、MHzだった単位がGHzになったことがその現れです。 しかし、高クロック化は消費電力の高さと熱暴走の問題があり、3.8GHzあたりで高クロック化の流れは終焉します。その後、高クロックでの高性能化から離れ、複数同時処理ができるマルチコア化(複数のコア化)へと進みます。
複数同時処理ができるマルチコア化への現在
マルチコアとは クロック数はほとほどにしておいて、CPUコアを増やすことで「仕事を複数同時処理してしまおう」というアイデアです。クロック数を無理に上げなくても処理時間を短縮することができます。これをマルチスレッドといい、例えばウィルススキャンしながら動画編集などをすることができます。
OSではWindows XP時点ですでに対応されています。例えばマルチスレッド対応のベンチマークソフト「CINRBENCH」にて、クアッドコア(4コア)で処理した場合。4箇所同時進行でレンダリング処理を行なっています。ただしアプリケーションソフトの場合、マルチスレッド対応でないと効果は発揮できません。たとえば マビノギ。
参考:
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